Marcel Breuer Cesca Chair B64/マルセル・ブロイヤー チェスカチェア アーム ヴィンテージ イタリア製
Designed by Marcel Breuer in 1929
モダニズムの父とも言われる建築家・デザイナー、マルセル・ブロイヤー。
1929年に発表した”カンチレバー”を用いた名作チェア、B32。
彼の娘の名前”フランチェスカ”にちなみ、”チェスカチェア”という愛称でも呼ばれています。
A masterpiece chair of cantilever that has been loved for generations.
“カンチレバー”とはいわゆる片持ち構造のことで、一端を固定し、もう一方を自由端にするという、主に建築で使われる構造です。
世界で初めてスチールパイプを使用した椅子として知られるブロイヤーの「ワシリーチェア」と同様にスチールパイプを曲げて作られています。
後ろ脚がないため、安定感や丈夫さを懸念される方もいらっしゃると思いますが、そんな心配はご無用。
強靭なスチールパイプの特性を活かした構造で、適度な弾力性と柔らかく身体を支えてくれる快適な座り心地を実現しています。
こちらは背もたれの脇からアームが伸びた、アームタイプのB64。
アームは短めですが、腕を乗せればすっと落ち着く。
椅子としての機能性・デザイン性をシンプルな構造で作り上げた、完成度の高いチェアです。
アームの木製部分の裏側にMADE IN ITARYの刻印とフレームにステッカーが残っていますが、メーカーなどの詳細は不明です。
また、刻印は裏側にあるため通常は見えません。
おそらく1970年代前後に作られたものと思われます。
実はブロイヤーのチェスカチェアよりも少し前にパイプを使ったカンチレバー構造のチェアをデザインしていたと言われている、オランダ出身のデザイナーのマルト・スタムとの間で著作権利を争う訴訟を起こし、なんとブロイヤーが負けるというエピソードがあります。
その後、カンチレバー構造のチェアを最初にデザインしたのはマルト・スタムで、そのチェアの背もたれと座面に籐を張ったのがブロイヤーとされています。
さらに調べると、実はマルト・スタムより5年程前にアメリカのHarry E. Nolanがカンチレバー構造のチェアを開発していたとも言われています。
誕生から100年近く経つ現在でも、カンチレバーの名作チェアとして世界中で愛され続けるチェスカチェア。
分解、洗浄、クリーニング、木部にオイル塗布等のメンテナンスを行いました。
シート部分は張り替えられています。
スチールフレーム部分に錆がございます。
背座の木部フレームに削れや塗装が薄くなっている部分がございます。
左右のアームの高さに若干の違いがございます。
※②のアーム先端のスチールフレームが少し短くなっています。
ヴィンテージ品のため、経年や使用に伴う擦れや傷、角の削れ、小さな打痕などがございます。
各アイテムの詳細画像はこちらからご確認下さい☟
Marcel Breuer Cesca Chair B64①,②
詳細画像↓
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【サイズ】※それぞれサイズに若干の違いがございます。
①横幅 61cm 奥行 61cm 高さ 79cm 座面の高さ 41.5cm アーム高さ 右側64.5cm/左側64.8cm
②横幅 62cm 奥行 61cm 高さ 79cm 座面の高さ 41.5cm アーム高さ 右側64.3cm/左側64.5cm(アーム先端のスチールフレームが少し短くなっています。)
【材質】スチール、ビーチ、ラタン
【デザイナー】Marcel Breuer/マルセル・ブロイヤー
【年代】1970年代
【製造国】イタリア
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【配送方法】
ヤマト運輸もしくは自社便での配送を予定しております。
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