
細くくびれた腰と、その上で大きく広がる背もたれ。
その姿が、頭をもたげた蟻のシルエットを思わせることから、“Ant Chair/アントチェア”と名付けられました。
デンマーク語では“Myren/ミューレン”、日本では「アリンコチェア」という呼び名でも広く親しまれています。

今回のモデルで特に注目したいのが、シート表面を彩るチーク材。
赤みを帯びた深いブラウンと、背もたれから座面へ流れる美しい木目が、彫刻的なフォルムをより豊かに引き立てています。
木ならではの温もりと、ヴィンテージらしい落ち着いた表情が魅力です。

シートには、9層の薄い木材を圧力によって立体的に成形したプライウッドを使用。
背もたれと座面をひと続きにすることで、身体の動きに寄り添う適度なしなりを生み出しています。
薄く軽やかな姿の中に、強度と柔軟性、そして長く使い続けられる耐久性を備えた、フリッツハンセンの技術が光る構造です。

シート裏のプラスチックカバーには「1974」の刻印があり、製造年代を確認することができます。
軽量で持ち運びやすく、複数脚を重ねてスタッキングできるのも大きな魅力。
ダイニングチェアとしてはもちろん、デスクや玄関に添える一脚としても。
実用品でありながら、置かれているだけで美しい景色を作り出してくれる、デンマークモダンを代表する名作椅子です♪
Detailed Condition


















