TS Belysning ApSは、1970〜80年代を中心にデンマークで照明を製作していたメーカー。
クロームのフロアランプや真鍮のテーブルランプ、モダンなペンダントライトなどを手がけていました。
決して広く知られたメーカーではありませんが、北欧らしい「光の質」を大切にした設計には、その時代のデンマーク照明らしい思想がしっかりと息づいています。

こちらのペンダントライトの特徴は、二重構造による美しい光の広がり。
電球の周りをシェードで覆う構造は光源からの眩しさをやさしく抑えながら、内側のシェードとの隙間があることで光が横方向へも広がります。
真下だけを照らすのではなく、内側のシェードにも自然なグラデーションが生まれ、表から見ても穏やかな灯りを楽しむことができます。

北欧照明ではよく見られる多重シェードですが、このランプは二枚だけというシンプルな構成。
だからこそフォルムはすっきりとしていて、小ぶりなサイズながら軽やかな印象です。
必要十分な構造だからこそ生まれる、潔さも魅力のひとつです。
マットホワイトの塗装は光をやわらかく受け止め、昼と夜で異なる表情を見せてくれます。
点灯していない時間はオブジェのように。
灯りをともせば、光と影が穏やかに重なり合い、空間に心地よさを生み出します。

コンパクトなサイズ感は、二人掛けのダイニングテーブルやデスクの上にはもちろん、玄関や洗面スペースなど、限られた空間にも取り入れやすい一灯。
暮らしの様々な場所で活躍してくれます。
















