
こちらは1970年代に誕生し、1981年には「iFデザインアワード」を受賞した名作ペンダントライト“Safari/サファリ”
北欧ヴィンテージ照明の中でも評価の高いモデルで、洗練されたフォルムと美しい光の広がりが魅力の一灯です。

デザインを手掛けたのは、デンマークのデザイナーChristian Hvidt/クリスチャン・ヴィッツ。
さらに、父であり名デザイナーとして知られるPeter Hvidt/ピーター・ヴィッツらによる設計事務所、Peter Hvidt & Orla Mølgaard-Nielsenが共同で携わっています。
北欧モダンらしい機能性と、美しい造形美。
そのバランス感覚が、この照明にはしっかりと息づいています。
Safariの魅力は、まずこの美しい半球型のフォルム。
大きなドームシェードの内側には、さらに2層のシェードが重ねられており、立体感のある構造になっています。
シンプルでありながら、どこか彫刻作品のような存在感があり、灯りを点けていない昼間でも空間のアクセントとして十分に映えてくれます。
特に白いカラーリングは、柔らかく空間に馴染みながらも、しっかりと北欧デザインらしい空気感を漂わせてくれますね。

光源を直接見せない構造のため、眩しさを抑えたとても柔らかな灯りが広がります。
内側のシェードで光が反射しながら拡散することで、真下には落ち着いた明るさを、周囲にはふわりとグラデーションのような光を描いてくれるのが特徴。
暗がりの中で浮かび上がる姿は、まるで“光のオブジェ”のような美しさがあります。

Safariならではの特徴が、シェード上部に設けられたパンチングメタル。
放熱の役割を果たしながら、無数の小さな穴からわずかに光が漏れ、天井をほんのり照らしてくれます。
この控えめな間接光が空間に奥行きを与え、単なる“照明器具”ではなく、空間演出の一部として機能しているのが面白いところ。
細部までしっかりデザインされていることが伝わってきますね。

















