とりわけ目を引くのは、上段のユニークな構成。
両サイドの扉と中央のオープンスペース、そしてその上の引き出しがすべて台形に設計されており、幾何学的なラインが軽やかなリズムを生み出しています。
側面から見ると、奥行きが下段に向かって浅くなっており、直線と曲線が絶妙に共存する、ミッドセンチュリー期ならではの有機的な造形美が際立ちます。