Atelje Lyktan Table Lamp Olympia Anders Pehrson/アトリエ・リクタン テーブルランプ オリンピア 照明 北欧ヴィンテージ

事業は拡大していき、Hans Bergstromが手がけたランプは1954年にはミラノトリエンナーレで賞を受賞するなど、国内外で高い注目を集めるようになりました。
現在もスウェーデンのオーフスを拠点に、革新的でエネルギー効率に優れた、持続可能な製品を作り続けています。

今回ご紹介するのは、1972年に発表されたテーブルランプ、”Olympia/オリンピア”
1964年にAtelje Lyktanのデザインディレクターに就任した、スウェーデン出身のデザイナーAnders Pehrson/アンダース・パーソンによってデザインされました。

現在でも販売が続く大ベストセラーシリーズ”Bumling”をはじめ、多くの名作を生み出し、Atelje Lyktanの発展と繁栄に大きく貢献した、欠かせない存在です。

こちらは”Olympia”という名前の通り、実はオリンピックに関わりがあるランプ。
1972年に開催されたミュンヘンオリンピックの選手村などの屋内照明としてデザインされ、実に16,300個が納入されたとのこと。
1964年に発表された”Simris”シリーズをもとにデザインされています。

The lamp has a minimalist design, high functionality, and a sense of humor that always makes it exciting to use.

角張ったS字に曲がった細身の支柱と、丸いシェード、土台の絶妙なバランスが印象的。
浅い円筒型のシェードに着脱可能なルーバーを組み合わせた設計はSimrisと同様です。
シェードは上下左右に自由に角度を変えることができ、どんなシチュエーションでも簡単に手元を照らすことができます。
テーブルランプだけでなく、スタンドライトやウォールランプなど数種類のモデルがデザインされました。

そしてなんと言っても目を引くのが、空間を明るくしてくれるようなグリーンカラー。
Anders PehrsonはドイツのハノーファーにあるVolkswagenに訪れた際、カラフルな車がずらりと並んでいる光景を目の当たりにして、「車をカラフルでポップな色で作れるなら、ランプでも同じことができるはずだ」と、照明デザインにももっと色を取り入れることを思いついたそう。

ON/OFFはシェードの側面についたスイッチと、コードのスイッチのどちらも使用可能。
シェード側面のスイッチは”カチッ”という音と感触もまた心地よいです。