こちらはノルウェー出身のデザイナー、Kari Christensen/カリ・クリステンセンが手掛けた「Sol」。
"Sol"とは、デンマーク語で「太陽」を意味します。
アイボリーの素地に広がる淡いブルーとイエローのモチーフは、名前の通り、太陽や花々を思わせる穏やかなデザインが印象的です。

テネラシリーズの大きな魅力は、「ファイアンス」と呼ばれる製法によって生まれるやわらかな質感です。
一つひとつ手仕事で絵付けが施され、釉薬の流れや色の重なりによって、同じものは二つとない表情が生まれます。
さらに、立体的なレリーフが光をやさしく受け止め、見る角度によってさまざまな陰影を楽しませてくれます。

日中は、穏やかな色彩と繊細なレリーフが静かな存在感を放ちます。
そして灯りをともすと、プリーツシェードを通した柔らかな光が陶器の表情をさらに引き立て、空間全体をあたたかな雰囲気で包み込みます。

こちらのモデルは1969年から1974年頃までの限られた期間のみ製造された希少な一品です。
半世紀以上の時を経た今なお古さを感じさせないのは、流行ではなく、本質的な美しさを大切にしてつくられたからこそ。
北欧デザインが長く愛され続ける理由を、あらためて感じさせてくれる作品です。
















