Hans J. Wegner J16 Rocking Chair Danish Vintage/ハンス・J・ウェグナー ロッキングチェア デンマークヴィンテージ 北欧家具

Designed by Hans J.Wegner

北欧デンマークの巨匠、Hans J. Wegner/ハンス・J・ウェグナー。

チャイニーズチェア、ザ・チェア、ピーコックチェア、ハイバックチェア…ウェグナーによって生み出された名作家具は数知れず。
生涯で500種類以上の椅子をデザインしたと言われています。
どれも北欧デザインのアイコンとも言えるようなデザインを手掛け、まさに20世紀を代表するデザイナーのひとりです。

こちらは1944年にウェグナーがデザインした初めてのロッキングチェアと言われる”J16”
当時妊娠中だったウェグナーの奥さんのために、軽くて座りやすく立ちやすい、そして赤ちゃんを抱っこしながら腰掛ければゆりかごとしても使えるように設計されました。

The chair is beautiful from all angles, with clean, graceful straight lines and gentle curves.

細いスポークが並んだハイバックの背もたれは、コムバックタイプのウィンザーチェアから。
脚部とソリ脚の組み上げ方や、少し飛び出た背もたれのフレームはシェーカーチェアから。
実はこのロッキングチェアには、イギリスとアメリカの伝統的なチェアのエッセンスが見事に取り入れられています。

一説には、FDB Møblerの初代デザイン担当責任者であり盟友のボーエ・モーエンセンとの共作とも言われています。
ウェグナーとモーエンセンが共にデンマークで行われていたシェーカー家具の展示会へ足を運んだ際、シェーカーのロッキングチェアに座っていたところ、FDB Møblerの社長からロッキングチェアの依頼を受けたそう。
モーエンセンはその後、1947年に名作”シェーカーチェア”J39をデザインしています。

J16はいくつかの木材で作られていますが、今回ご紹介するものはビーチ材が使用されています。
座面にはペーパーコードを使用。
使い続ければ座面が身体にフィットしていき、通気性が良いため夏は涼しく冬はあたたかい、ペーパーコードにはそんな嬉しいメリットもあります。

頭の先までしっかりと身体を支えてくれるハイバックタイプの背もたれ。
優雅な曲線を描くアームレストは、丸みを持たせることで腕を置きやすく、掴みやすい。
広めの座面とフレームはどんな姿勢も受け止め、そしてゆったりと腰掛けることができます。

古い塗装や汚れを洗浄、サンディング、クリーニング等のレストア後、オイルで仕上げを行いました。
ペーパーコードの座面に使用に伴う汚れ等が見られますが、美観を損なうようなダメージではございません。
背もたれのスポークに黒っぽいシミのようなものがございます。
背もたれのフレームの先、脚部とソリ脚の接合部分に小さなヒビがみられる箇所がございます。
その他、ヴィンテージ品のため、経年や使用に伴う細かな擦れや傷、打痕などがございますが、大きなダメージはございません。
※専門職人による座面のペーパーコード(デンマーク製)の張り替えも可能です。ご希望の場合はご相談ください。（別途費用がかかります。納期までに時間をいただきます。）

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【サイズ】

横幅 63cm 奥行 約85cm(平らな場所に置いた状態) 高さ 107cm

座面の高さ 30cm(奥)〜41.5cm(手前)

アーム高さ 52.5cm(奥)〜64.5cm(手前)

【材質】ビーチ材、ペーパーコード

【デザイナー】Hans J. Wegner/ハンス・J・ウェグナー

【メーカー】Kvist（推定）

【年代】1982年（推定）

【仕上げ】オイル

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