UK Antique Kitchen Chair Windsor Style/イギリスアンティーク キッチンチェア ウィンザースタイル 椅子

UK Traditional Design

キッチンチェアとは、その名の通り、キッチンや作業場で使うチェア。
応接間や客間に置く家具とは違い、様々な場所で気軽に使われてきました。

こちらはイギリスで生まれた伝統的なウィンザースタイルのキッチンチェア。
”ウィンザー”の起源や由来はさまざまですが、17世紀ごろにウィンザー地方でろくろ師によって作られたカントリーチェアが”ウィンザーチェア”と呼ばれるようになったというのが一般的とのこと。

Try the Windsor chair as an item that adds depth and serenity to a room.

18世紀ごろにはアメリカに伝わり、その後様々なチェアのデザインに大きな影響を与えるなど、世界中で愛されるチェアのひとつとなりました。
ウィンザーチェアと言えば、イギリスの老舗家具メーカーERCOL/アーコールのチェアも有名ですね。

分厚い座面にスポークと呼ばれる細い棒を刺すという構造のウィンザーチェアは大きく2種類に分けることができます。

背もたれが櫛形のものを”コムバック”、弓なりのものを”ボウバック”と呼びます。
今回ご紹介するチェアは2脚ともイギリスのアンティークアイテムで”コムバック”に分類されるものと思われます。

背もたれのスポークや脚部にはろくろを使って丁寧に削り出された”挽物”が使われています。
特に、脚部は糸巻きの心棒に糸を巻きつけたように両端が細く、中央が太くなった”スピンドル”と呼ばれるデザインになっています。
こちらは優美な曲線を描くスポークも特徴的。
この曲線が、背もたれに背中を預けた時に、身体を優しく支えてくれます。
座面の手前の方には、お尻から太ももにかけて、身体が座面にフィットするように”座繰り(ざぐり)”が施されています。

素材には、はっきりと現れた表情豊かな木目が特徴のエルム材を使用しているものと思われます。
傷や汚れが付いたら好きな色でペイント、そんなふうに何層にも塗り重ねられた濃い色のキッチンチェアも多いですが、こちらはシャビーシックやナチュラルなインテリアとの相性も良い、素朴な風合いを楽しめる仕上げとなっています。

座面の背面側にはアルファベットの”H”の文字が刻まれています。
何度目かの持ち主のイニシャルでしょうか。
長い年月をかけて使われてきたアンティークアイテムは、傷や汚れも良い味となり、さらに愛着が湧くような魅力があります。

1脚置いてあるだけでも絵になるアンティークチェアは、ダイニングやデスク用としてはもちろん、植物やランプのディスプレイにもおすすめ。
お部屋に奥行きと落ち着いた雰囲気を与えるアイテムとして取り入れてみてはいかがでしょうか♪

Detailed Condition

古い塗装の剥離、洗浄、サンディング等のレストア後、ワックスで仕上げました。
アンティークアイテムのため、経年や使用に伴う傷や擦れ、小さな打痕、角の削れ、表面的なヒビなどがございますが、使用に差し支えるようなダメージはございません。

 各アイテムの詳細画像はこちらからご確認下さい。☟
UK Antique Kitchen Chair Windsor Style[A],[B]
詳細画像↓ 

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【サイズ】

A: 横幅 46.5cm 奥行 47cm 高さ 86.5cm 座面高さ 46cm

B: 横幅 45.5cm 奥行 48cm 高さ 86cm 座面高さ 45cm

【材質】エルム材（推定）

【仕上げ】ワックス

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