今回は1960年代にデザインされたシリーズ、”RUNE/ルーン”のテーブルウェアを数点ご紹介いたします。
“ルーン”とは主に北欧で使用されていた古代文字のことで、日常的に使うだけでなく、占いや儀式などにも使われていたそう。
こちらのシリーズの特徴であるダイヤ模様はルーン文字では”イング”と呼ばれ、北欧神話の豊穣の神を表すとされており、生命力や繁栄といった意味があるそうです。
淡いエメラルドグリーンはどこか神秘的な雰囲気も感じることができます。
日本で言うところの青丹色(あおにいろ)に近いようなカラーです。
縁を薄らと囲むブラウンカラーがさらに落ち着きのある佇まいを演出しています。
周りはサラッとマットな質感、中は艶のある釉薬で仕上げられており、質感のコントラストもまた良い味わいがあります。
こちらのルーンもやはり和食器に通じる雰囲気があり、私たち日本人にとっても親しみやすく、和のシチュエーションにもとてもマッチします。

A: ピッチャー
大きな持ち手が印象的なピッチャー。
容量も約600mlと、たっぷり使えます。
フラワーベースやペンスタンド、ブラシスタンドなどにも使えそうですね。
サイズが大きいので、表情豊かな釉薬の流れがより一層楽しめる一品です。
B: ジャムポット
日本の急須のような、籐が巻き付けられた持ち手のデザインが特徴です。
クイストゴーの他のシリーズでも同様に籐が使用されていますが、中でも特にルーンの雰囲気との相性が良いように感じます。
飾っておくだけでも絵になりますね。

C: シュガーボウル
フォルムはとってもシンプル。
こちらも日本の湯呑みのような、親しみやすくあたたかい雰囲気が漂っています。
D: クリーマー
先ほどのピッチャーをそのままミニサイズにしたような一品。
少しくびれたデザインが優美ですね。
こちらも小さなフラワーベースとしても使えそう。
E: エッグカップ
おそらくルーンシリーズの中で一番小さなアイテム。
手のひらの中に収まるような、ミニサイズがとても可愛らしいです。
他のシリーズでもエッグカップがデザインされていますが、エッグカップを日常的に使うのはやはり欧米ならではの文化を感じますね。

























