1954年の発表後、ミラノトリエンナーレでは銀賞を受賞。
その後、1968年ごろまで製造されました。
タンブラーの下半分に少しくびれを持たせることでタンブラー同士を美しくスタッキングできる、シンプルな構造ながら当時はとても画期的なアイデアでした。
キッチンの限られた収納スペースにも、場所を取らずコンパクトに収納することができる。
当時の住環境などの背景からも、機能性に優れたこのタンブラーの誕生経緯が窺えます。
スッと手に馴染むような柔らかい曲線と、薄すぎず厚すぎずな絶妙なガラスの厚みが織りなす滑らかな感触はきっとやみつきになるはず。
また、心躍るようなカラーバリエーションと大中小のサイズ展開も魅力のひとつです。

今回ご紹介するのは一番大きなサイズを3点、真ん中のサイズを1点。
スタッキングした時の色合いもとても可愛らしく、オブジェのような存在感を放ちます。
1点1点型吹きガラスで作られているため、ガラスの表面に揺らぎが生まれ、それがまた良い味わいになっています。



















