こちらは、1980年代にデザインされたものと思われるテーブルランプ”9400-B”
ホワイトメタルの凛とした佇まいに、北欧らしい洗練された雰囲気と機能美が宿る一灯です。

なだらかに広がる円錐形のメインシェード。その下に配された二段構造のリフレクターが、光を柔らかく制御します。
視線を遮らず、眩しさを軽減しながら、しっかりと手元を照らしてくれる理にかなったかたち。

ベースは安定感がありつつ、主張しすぎない薄さ。
ポールの細さが、全体の空気感を軽やかに保つポイントです。

上部には小さなパンチングメタルのパーツが備えられており、小さな穴から天井側にも光が広がる設計。
さらに、パンチング加工が施されたトップカバーが付属しており、真上から見た時も電球の光を直接目に入れにくく、そしてやさしく拡散してくれる仕組みになっています。

トップカバーは、実はただ “そっと置かれているだけ” のシンプルな構造。
固定されていないぶん、電球の交換もスムーズで扱いやすく、どこかラフで気取らない、北欧らしい合理性を感じさせてくれます。
The sculptural silhouette is gorgeous, yet blends naturally into any space.
スイッチは電球ソケットの根元部分に付いており、“いかにもスイッチ”という見た目が独特の存在感を放っていて、触れるたびにちょっとした懐かしさと、道具としての温もりを感じさせてくれます。

デスクやダイニング脇に置いて、ほっと落ち着く時間の相棒に。
ベッドサイドに置けば、夜間の手元灯としてちょうどよい明かりを演出してくれます。
サイドボードやキャビネットの上にアートピースや花器と並べてディスプレイすれば、空間にやわらかな陰影が加わり、昼夜問わず視線を惹きつけるコーナーが生まれます。

















