Bing&Grondahlといえば、デンマーク出身のデザイナーイェンス・H・クイストゴーがデザインした”レリーフ”シリーズや”コーディアル”シリーズなどをクロニーデン社、ニッセン社から引き継ぎ製造していたこともあり、こちらもクイストゴーのデザインと言われていますが、正確な資料は残っておらず、実際のところデザイナーは不明とのこと。
メキシコシリーズの特徴は色合いとフォルム。
グレーをベースに、茶色や紫、青などのカラーが釉薬の自然な流れによって、滲み出るような独特で美しいグラデーションを創り出しています。
光の当たり方でもいろいろな表情を見せてくれます。

ティーカップは上半分にぽってりと丸みを持たせ、下半分がキュッと絞られたフォルムに他ではあまり見ない様な角張った持ち手がとてもユニークです。
また、ティーカップはスタッキングできるのもポイントです。
持ち手のないカップはもともとシュガーポットとして作られているものですが、こちらは蓋がないため、湯呑みやデザートカップのように使えるフリーカップとしておすすめです。

ティーポットはやかんのようなフォルムとかなりの大容量サイズが特徴です。
コーヒーポットの持ち手もティーカップと同じく角張った持ち手が印象的。
Bing&Grondahlのヴィンテージアイテムでは他にもTema/ティーマ、Columbia/コロンビアなどに同じフォルムが使用されています。



























