
ガラスという素材の“詩的な側面”を、最も美しく体現する色、ブルー。
光の入り方によって、深いコバルトにも明るいアクアブルーにも変化します。
厚みの差がそのまま色の階調を生み、見る角度によって印象が変わります。

このマグの最大の魅力は、“重さの中にある柔らかさ”。
上部はすっと立ち上がり、中央でくびれ、下部へ向かってふっくらと広がるフォルム。
手の中で自然に収まるバランスは、造形的でありながら機能的。
ハンドルも肉厚に仕上げられ、ガラスの流れをそのまま感じ取れるような曲線を描きます。
一点ごとにわずかに異なる表情があり、“個性”が感じられる造形です。













