









Kawakami Kyoichiro Bright Blue Glass Bowl/河上恭一郎 瑠璃片口鉢 ガラス工芸
¥11,000
[税込み]
送料はチェックアウト時に計算されます。
Designed by Kawakami Kyoichiro
現代ガラス工芸を代表する作家のひとり、河上恭一郎(かわかみ きょういちろう)。
1933年、千葉県で代々続くガラス工房「河上硝子」の三代目として生まれました。

When you gaze through the blue, a coolness spreads through your heart, and the everyday scenery transforms into a gentle beauty.

東京藝術大学工芸家図案部を卒業後、松下電器産業で広告デザインを手がけ、その後は保谷硝子に入社。
以降、約四半世紀にわたり数々のガラス器をデザインし、日本のガラスデザイン史に名を刻みました。
独立後は作家としても精力的に活動し、銀座和光での個展開催などを通じて高い評価を得てきました。

1965年、JETRO海外デザイン研究員としてフィンランドのヌータヤルヴィを訪れた際、巨匠カイ・フランクと出会い、大きな転機を迎えました。
フランクは「日本の器の技術と美しさに深く感銘を受けた」と語り、さらに河上氏に向かって「日本の食卓に合うガラス器をデザインしてみるとよい」というアドバイスをしてくれたそう。
そうした交流を経て生まれた河上氏の作品には、北欧デザインと共鳴する精神が息づいています。

今回ご紹介するのは、河上氏の作品 「瑠璃片口鉢」。
ガラスであることを忘れてしまうほどの滑らかで柔らかな曲線、そして鮮やかで深みのあるコバルトブルーが印象的な一品です。
どこか、カイ・フランクの手がけたアイテムにも使われたブルーに近いものを感じます。

片口の形を持つこの器は、注ぐという機能性を備えながら、現代の生活にも馴染む美しい器として完成されており、深みのあるコバルトブルーの輝きは、まるで水そのものをすくい上げたような清涼感を放ちます。
説明書きには「冷酒を入れて楽しむも良し、氷を浮かべて涼を感じるのも良し」と記されていますが、その言葉通り、冷酒を楽しむ酒器としてはもちろん、氷を浮かべたり、果物やデザートを盛ったり、使うたびにその美しさが引き立ちます。

丸みを帯びた柔らかなフォルムと、光を受けて移ろう瑠璃色の陰影は、ただそこに置くだけで空間にアクセントを与えてくれます。
食卓では酒器やデザートボウルとして実用的に楽しむことができ、リビングではオブジェのように飾って眺めるのもまた一興です。

例えば、チークやオーク、ローズウッドといった木材を使った北欧ヴィンテージ家具に合わせてみたり。
リビングのサイドボードに飾れば、光を受けて変化するブルーの陰影が部屋に深みを添え、ダイニングテーブルでは食卓を引き締めるアクセントとして活躍。
暮らしの中で使うたびに、木とガラス、北欧と日本、異なる文化の美意識が交わる瞬間を感じられます。

瑠璃の青を透かすと、心にひとしずくの涼やかさが広がり、日常の景色がそっと美しく映り変わる。
その静かな輝きは、使う度に小さな喜びを運んできてくれるでしょう…♪
Detailed Condition
全体をクリーニングいたしました。
こちらにも詳細画像がございます☟
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【サイズ】
・本体 横幅 16.5cm 奥行 14.5cm 高さ 7cm
・箱 横幅 16cm 奥行 16cm 高さ 7.5cm
【材質】ガラス
【デザイナー】河上恭一郎
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【配送方法】
ヤマト宅急便 60サイズでの配送を予定しております。
※この商品は自社便での配送を実施しておりません。