20世紀デンマークで最も重要な建築家・デザイナーの一人と呼ばれ、家具や食器など様々なプロダクトを手がけたGrethe Meyer/グレーテ・マイヤー。

”実用性と良質さを兼ね備えたデザイン”という信念があり、また”人々は品質に目を向け、大量消費ではなくより少ない製品を買うべき”と唱えました。
多くの女性デザイナーや建築家に影響を与え、デザイン業界における男女平等への扉を開いたと言われています。

スタブはショットグラスからビアグラスまで数種類のサイズが作られており、こちらはさまざまな用途に使い勝手の良い大きめのサイズ。
霧のかかったようなぼんやりとしたグレーカラーがとても落ち着きがあり、食卓をスタイリッシュに仕立ててくれます。
もともとはデンマークのコペンハーゲンにあったガラスメーカーKastrup Glasværk(Kastrup Glassworks)/カストルプグラスワークスで製造されていましたが、のちにホルムガードから展開されました。

今回ご紹介するグラスは裏面に”HG”というサインが刻まれているものがあることから、おそらくホルムガードで取り扱われていた時期のものと思われます。
スタブは1995年に一度は廃盤となっていましたが、2019年にはクリアモデルのみが復刻。
スモークカラーはヴィンテージでしか出会えない希少なアイテムとなっています。


















