こちらは1960年代にデザインされたシリーズ、”RUNE/ルーン”のカップ&ソーサー。

“ルーン”とは主に北欧で使用されていた古代文字のことで、日常的に使うだけでなく、占いや儀式などにも使われていたそう。

特徴的なダイヤ模様はルーン文字では”イング”と呼ばれ、北欧神話の豊穣の神を表すとされており、生命力や繁栄といった意味があるそうです。
どこか神秘的な雰囲気を感じる淡いエメラルドグリーン。
日本語で言うところの青丹色(あおにいろ)に近いようなカラーです。
カップやソーサーの縁を薄らとブラウンで囲み、さらに落ち着きのある佇まいに仕上げられています。

適度な厚みとさらっとしたマットな質感が特徴で、手に持った時の感触や使い心地の良さも魅力です。
こちらのルーンもやはり和食器に通じるものがあり、私たち日本人にとっても親しみやすく、和のシチュエーションでもぜひおすすめの一品です。

クイストゴーが手掛けたシリーズには、Kronjyden/クロニーデン社、Nissen/ニッセン社、Bing&Grondahl/ビングオーグレンダール社の3種類のバックスタンプが存在するものがあります。
1950年代ごろから、デンマークでは企業の合併や買収が盛んに行われており、時期によって製造するメーカーが異なるためです。















