アークティカシリーズはもともとホワイトカラーの無地で作られていましたが、その後アークティカを元に様々なデザイナーがデコレーションデザインを発表しました。
こちらは1981年に発表され、アークティカの中でも特に人気の高い”Pudas/プダス”の小ぶりなコーヒーカップ&ソーサー。
上品なホワイトに濃淡のあるブルーが重なるデコレートがとても爽やかです。

丸みが印象的な柔らかくスッキリとしたフォルムのアークティカですが、当時のアラビアが生産していた物の中では斬新な設計でした。
彼女の作品は自然を取り入れたデザインが多く、フィンランド語で北極を意味する「Arctica」、入り江や湾を意味する「Pudas」という名がついているのも納得です。
彼女の創造の源はこよなく愛した”自然”
遊び心を交えながらも人々の生活の中に溶け込むデザインは自然と人間の共生を意味しているのかもしれません。











